空間を聴く。
- アーティスト: Polaris
- 出版社/メーカー: PSC
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: CD
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お勧めされて聴いたのがずっと忘れられなくて、また借りて聴く。
僕はポラリスにもフィッシュマンズにもあまり詳しくはないんだけれど、
だからこそ、こういう「いい音楽」(作り手の人間性や背景とは関係なしにイイと思える音楽)って素敵だと思う。
眠れない夜に、枕もとに置いてあるCDコンポのスイッチに腕が当たってしまい、消すのも面倒だからとぼんやり聞いていたら
M-2「12時」のイントロが聞こえた瞬間、鳥肌が立って目が覚めてしまった。
こういうディレイの掛かったギターとか細かい音が重なりあっている曲は(良い意味で)ダメだ。
僕はいい意味での素人臭い音が好きで、ギターのフィンガーノイズや、バランスの悪いドラムのパン振りとか
ボーカルのリップノイズを聴くと、ああちゃんと人間が演奏しているんだってうれしくなってしまう。
このアルバムはキチンと細かいところまで作りこまれているんだけれど、演奏の人間臭さとか、微妙な音の隙間が
ちゃんと残されていて、とても素敵だと思う。あと本当にキラキラしているしね。